ビリーの最初の頃の正直な印象は「ドン臭くて垢抜けないなあ」でした。
出会った頃、ビリーは首都メキシコシティーのお隣のクエルナバカという街に住んでました。
彼は色々と事情があってそこに住んでたワケですが、自分からすると「なんでルチャ修行に来てるのに環境が不便な隣街に?首都シティーで待ってる!」と、会う度に説得しました。
何しにこの国に?というイラつきと、力になりたい、という二つの思いがありました。
やがて、彼はメキシコシティーにお引越し。
一緒にルチャリブレ漬けの毎日を送る事になりました。
朝10時からの炎の合同ウェイトトレーニング!
この頃からビリーの「おもしろマジメ(※あいつが実際に、小学生の頃に女性担任から言われた言葉)」ぶりが私のツボに入り出しました。
“本人は至ってマジメなんだが、どうにもその姿形に捉われない一所懸命な姿が、なんだか可愛くオモロイ。”
それは私がメキシコで購入したピカチュウのぬいぐるみと何処か似たフィーリングでした(画像・笑)。
すんげえ頑張ってる姿が笑いや和みにつながって、結果、人に元気を与えてるみたいな。
その頃からあいつは、今のリング上と変わらない紛れもないビリーでした。